金魚「ピンポンパール」の魅力と注意点 まん丸な人気者!

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しょぼい我家の金魚水槽の住人に関しまして本日はピンポンパールのご紹介です!
すごく人気ありますよね〜
およそ魚らしくないまん丸体型に小さな尾っぽ。鱗は真珠の様な「パールスケール」。
中国の金魚「珍珠鱗」のなかからより丸っこくて尾の短い個体を固定化したものですね。
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【ピンポンパールの魅力】

丸くて可愛いので、女性や子供にも大人気な品種です。
キリッとした顔もできますよー
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他の金魚同様更紗もあったりして可愛いですね。
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目も黒目がちの子とか可愛いです。

私が金魚始めた頃は「最近人気ではじめた注目金魚」っぽかったんですが、あっという間にショップの主力製品になりました。
大きくより丸く育った優良個体はとても高価ですが、東南アジアから輸入の小さな個体は安くて300円台からからあったりとお求め易い価格で流通してます。金魚専門店やネットの個体販売では1000円から2000円、それ以上、更には1万円越えの立派な個体が出品されてますが、これらは普通の熱帯魚店やホームセンターではあまり見かけず、1000円以下の安価で小さめの個体が水槽に大量投入されて販売されていることが多いです。「ピンポンパールSサイズ500円、Mサイズ600円」とか。体型もまん丸なものから、ほっそりして「これピンポンか?」という様なものまで一緒くた。

購入される時は焦らずじっくりじっくり観察して元気で可愛い子を選ぶことをオススメします。

まん丸体型で普通の魚の様に身体をクネクネとできませんから、泳ぐ時はその小さな胸ビレ尾ヒレを一生懸命動かします。泳ぎは下手ですね。そのくせ結構活発なので、泳ぎ下手なくせに胸ビレをパタパタ一生懸命動かして泳ぐ様はとにかく可愛いです!
この金魚が人気出るのは当然ででしょうね。

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【ピンポンパールは弱い】

ピンポンパールは「とにかく弱い」です。
といいますか大雑把な環境を乗り切ることができない子が多い様に感じます。
環境変化に弱い(病気になりやすい)し、戦闘力も弱いです。
私も何匹かダメにしてしまって、買ってきた子達には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

らんちゅうの飼育は金魚で最高に難しいとされ、確かに優良個体を作出育成するのはとてつもなく難しいことです。金魚飼育したら一度は到達したい「夢」ではありますが、「らんちゅうを長く生かす」こと「だけ」なら飼育の基本をきっちり守り手間暇かければ、素人でもなんとかやれることがわかってきました(当社調べ、適当)。
ピンポンに関してはこの「長く生かす」ことがらんちゅう以上に難しいんですよね。
ネットなんかではピンポン系に関しては「らんちゅうより難しい」「金魚で一番難しい」との記述がまま見られます。
一番かどうかはわかりませんが、私もなんとなくピンポンはらんちゅうより弱いと思いますね。
よく「金魚が調子良ければ多少のことは大丈夫」と言われますが、ピンポンって「調子自体がすぐ悪くなる」ような、、、ちょっとすると急にグダグダになったりするんだよな、、、

ピンポンを沢山育てて繁殖されてる方も大勢いらっしゃるのでそういう方の情報を参考に私も頑張ってピンポン育てたいです。

弱い原因は丸過ぎて身体的に無理な体型の固定化によるものなのでしょうか?
それとも人気品種故に東南アジア等から遠距離を劣悪な環境で大量に輸入され、ショップでのトリートメントもままならない状況で、早いサイクルで投げ売りされ続けるからなのでしょうか?
お店に沢山て可愛いので飼育初心者の方が購入されることが多いからでしょうか?
よくわかりませんが、、恐らくどれも当たりなんでしょうね。

ピンポンパールと言いますが、ピンポン玉より小さい子を買って帰り「ソフトボールまで行くぞ!」と頑張りましたが、私はまだ最高でテニスボールです。ピンポンほど自分の未熟さを痛感させられる品種はいませんね、、、

【ピンポンパール飼育の注意点・やるべきこと】

長生きさせる為にベテランの方やショップの意見を十分に聞かれることをお勧めします。
私など何度も失敗していますので、あくまで戯言として参考に留めて欲しいのですが段々わかってきたのは、、、、

《買ってきたらしばらく隔離》

まず購入したら隔離水槽で一週間、出来れば一ヶ月位は飼育することをお勧めします。金魚を購入したらピンポンに限らず最初は隔離した方がいいんですが、ピンポンは特にそうするべきです。これで「すぐ死んじゃう」ことは結構回避できるんじゃないでしょうか。
お店で元気そうに見えても実はなんらかの問題を抱えている子が多いですから、単独飼育で安静にして飼育を開始するのがいいですね。10リットル位のバケツでいいですから。濾過等の水質管理は工夫するとして。
私は病気や新規購入隔離用に45センチ水槽(スリムタイプ17リットル)を絶えず回しています。濾過サイクルが続く様にプラティを数匹入れてます(金魚入れる時はプラティ出します)。投入時の温度合わせや水合わせは必要不要の議論ありますが、セオリー通りやるのが無難ですね。

《水温管理》

温度管理ですが「低温に弱い」のが常識のようです。ショップによっては「29度で飼育して下さい」と言われたことがありました。特に東南アジアからの輸入ものに対して其のような言われ方がされるようです。
かたやネットでは「ピンポンは金魚です。29度まで上げるのは不要ですし、寧ろ高すぎます」との記述も見られます。同様に「国産ピンポンは低温に強い。加温不要!」との記事もあります。
私も含めてネットなど嘘が多いですからそこは話半分として、「東南アジア産、国産に関わらず低温には弱い」とみておけばいいと思います。ピンポン以外の国産金魚だって冬は常温飼育よりヒーターつけて飼育した方が初心者には飼いやすいですもん。特にピンポンは18度とかになってくると動きが鈍くなりやばそうな感じがありありです。
写真の更紗の白勝ちの方の子は冬に29度のお店から連れて帰りました。冬に買うのちょっと心配だったですが。
隔離飼育して徐々に徐々に温度を下げて23度で本水槽に投入後冬を乗り切ってます。夏に買った子を別水槽で冬も26度位で飼育したりもしましたが、何しろ経験がなさすぎて私にはわかりません。冬低温で飼育されてるベテランもおられますし。

急激な温度変化に注意なのは確かです。季節の変わり目の水温の急な変化の方が怖いですよ。水換え時も極端な水温変化が起きないよう、面倒くさいですけど工夫されることをお勧めします。

難しいのは「低温に弱い」からと言って、特に「高温に強い」わけではないところです。
東南アジア産でも33度とかが数日続くと他の品種より明らかに活性が落ちるんですよね。
ですから冬はヒーターで加温して夏も出来れば冷却ファンで30度強辺りで留める方がいいんでないでしょうか。

《混泳》

[丸物金魚同士でも注意]

混泳も注意です。長ものは当然のこと、丸物でもピンポンを攻撃する様な個体との混泳をは避けなければいけません。

ピンポンが調子がいい時は問題ありませんが、元気がなくなると突きだすので混泳金魚水槽に投入したら暫くは頻繁に観察が必要です。

[小型熱帯魚との混泳も注意]

金魚は観賞魚としてはデカイ魚ですが攻撃性はあまりなく、弱ったピンポンへの攻撃もそれほどシビアではありません。最悪朝出勤して夜帰って来た時、ピンポンが突かれ弱っていたら急いで隔離することはなんとか可能ではないかと思います。

それに対して小さくとも縄張り争いをする動きの素早い熱帯魚との混泳は絶対に避けるべきです。プラティなどピンポンが調子を崩すとほんの一二時間で突きまくってズタボロにします。そもそも私がやってきた金魚と熱帯魚の混泳など考える方はあまりいないと思いますが、、、
少なくともお店の表示の「ピンポンパールS」「M」よりプラティの方がガチの戦闘力は高いです。
「なんだお前ら文句あるか!」
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ピンポン絶好調時には良い勝負ですが、調子悪いとプラティにボコられます。

【病気】

病気にもなりやすい感じですが、ピンポン特有?として気にした方が良いのは下記ではないでしょうか。

《転覆:餌の量は控えめに》

うまく泳げなくなり水面に浮いてしまったり、お腹を上にひっくり返ってしまう「転覆病・転覆症状」。
これに関してはネット等で不確実な情報が溢れかえっていますが、とにかく健康なら転覆したりはないです。「うちの健康だけどひっくり返ってんだよ」って、それは健康じゃないすよね。
転覆だけでなく健康を維持する為にも餌の量は抑えめというのが大方の共通意見のようです。「飢餓転覆」などは余り当てにすべき情報ではないと思います。プロの方は1日に何度も赤虫を大量に与えて金魚の身体を作っていきますが、赤虫は水分が多く栄養素(カロリー)が少なく消化も悪くないから可能なのであって金魚用フードでこれをやると一発で調子を崩します。腸が弱いんでしょうか?「餌入れ過ぎたー。でもめっちゃ元気に食ってるからいいか」と思い、小一時間すると浮いてたり隅っこで動かなくなってたり。一日1から2回少量の餌で十分。よく言われる餌の浮上性沈下性などを気にする必要はあまり意味ないと言うか沈下性が転覆防止の決め手にはならない様に感じますね。
同じピンポンでも「持って生まれた体型」が影響する可能性も言われますし、尚更餌は控えめが宜しいかと思います。

《水泡症:ピンポンの松かさ病》

尾ぐされ病白点病なら早期発見で比較的完治しやすいですが、松かさ病になったら非常に厳しいです

ピンポンは鱗が真珠状ですからマツカサ病の場合は松ぼっくりにならず、水ぶくれの「水泡症」になります。
ピンポンの場合は「本当の松かさ病・水泡症」でなくとも、外傷で真珠が水膨れになることもあり私では良くわかりません。

どなたか松かさ病や水泡症をすんなり治す方法を伝授してくれませんかね、、、

治療より「予防」を考え普段からの管理を徹底すべきですかね、、、私も気をつけます、、、
こんな可愛い金魚ですからなんとしても長生きさせたいですよね!
ピンポンパール通販


それでは失礼します!

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