金魚とプラティの混泳:可能であるが問題もある

スポンサーリンク

金魚愛好家の皆様、熱帯魚愛好家の皆様こんばんは!
私は金魚は単種での飼育がベストであると考えつつ、色々な熱帯魚他との混泳を楽しんでいる適当飼育者ですが、本日は金魚とプラティの混泳に関して報告したいと思います。

結論から申しまして「可能だが問題が多い」と考えます。
それも金魚の方に。

【プラティとは?簡単な特徴と魅力】

金魚目線?で簡単に書きますと、、、

《プラティの特徴・性質を簡単に》

・メキシコ原産のカダヤシ目の淡水魚
・最大でも5cm程度の小型魚
・餌は赤虫や人口飼料などなんでもよく食べる
・水温は20〜30度強で飼育可能(推奨25〜27度)
・水質も金魚と同様で飼育可能
・性質は比較的温和で人にも良く馴れる
・寿命は約3年
・卵胎生

《プラティの魅力》

カラーと模様のバリエーションが豊富でとても綺麗です!
レッド、ホワイト、イエロー、ブルーとかの色や、尻尾の模様がミッキーマウスを横にした様な通称「ミッキーマウスプラティ」なんかもいて楽しいですね。
DSC_073820E381AEE382B3E38394E383BC-thumbnail2
寿命は2、3年で金魚などより短いですが、丈夫でそう簡単にくたばらず飼育しやすいです!
人によくなついて、餌をねだって寄ってきますから十分コミニュケーションが取れます。

[プラティは卵胎生!卵じゃなく赤ちゃんを産む!]

そして、なんとも嬉しいのは、比較的簡単に「増える」ことです。卵ではなくメスのお腹から赤ちゃんが出てきます(卵胎生)
dsc_0590-%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc
私の様に金魚の繁殖は考えていない飼育者にとって、プラティが増えていく様はとても素晴らしいものがあります。違う色・模様の親同士の「掛け合わせ」つまり「どんな色や柄の子が生まれるか」も楽しい!

スポンサーリンク

【金魚とプラティの混泳は実際どうか?】

《スペック的には優秀》

サイズや性質等のスペック的には金魚が混泳できる魚としては優秀です。
金魚と一緒に泳ぐ様はとても綺麗ですし思わず微笑んでしまいます。
dsc_0729-%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc頂天眼と仲良く泳ぐプラティ。

熱帯魚店に「プラティって金魚と一緒に飼えますか?」と質問したら
「十分飼えますよー。ただ金魚がプラティをつつくことがあるかもしれませんし、プラティの稚魚を食べちゃうかもしれませんので、隠れ家を作ってやる方がいいですねー」
という回答が多いと思います。ネットでも多いですね。

プラティは突かれた場合、丸物金魚より高速で泳いで逃げますし、金魚はそれをしつこく追いかけることはないのでまあ大丈夫ですね。
アヌビアス・ナナなんか入れといてあげればいいと思います。
稚魚も何匹かはやられるかもしれませんが、例えば「60センチに丸物三歳3匹、プラティーオスメス(見分けやすい)計4匹。水草アヌビアス」で始めてもいい感じでプラティは増えていくと思います。

できる限り金魚、プラティ両者の様子に注意していれば混泳は十分に可能だと思います。上の写真の様に「仲良し状態」も可能です。

《「金魚が」プラティにやられる場合がある》

問題は実はプラティは金魚より攻撃性が高く、戦闘力も結構高いところです。

先ほども書いた通り金魚はプラティをつついても「寄ってくるハエを手で追い払う」程度で「追い掛け回す」ことはほぼありません。と言うか和金ならまだしも丸物は追いつけません。プラティの成魚を食べようとすることもほぼありません。

[プラティは強い]

それに対しプラティってどうかと言うと、「温和」とされてますが、金魚ほど温和ではなく、プラティ同士(特にオス)で争ったりするんですよ。
プラティ同士で強い子弱い子が出てきて、その強い子は結構金魚をちょこちょこつつきます。
金魚が追い払うとプラティは逃げますが、問題は追い払えなかい金魚です。もともと追い払えないか、調子が悪く追い払えない状態の金魚。

こんな金魚が出てくると強いプラティはしつこく金魚を突きまくり、やがて他のプラティも参加して集団で金魚を突きまくります。こうなってくると小一時間から半日程度で金魚の調子が急激に悪くなってしまうんですよ。
金魚同士でも弱った子を突く習性はありますが、プラティのそれはもっとシビアです。

プラティはオランダやらんちゅうより高速で泳げますし、最強最速である和金より小回りが効きますから機動性は圧倒的に金魚より上です。
プラティ自身は小さいですから金魚に突かれても、ちょっと飛ばされてさーっと逃げればいいですが、小さくとも口先の尖ったプラティが金魚の柔らかい腹部に何度も何度もアタックすると回避できない金魚にはかなりのダメージが蓄積されます。

少なくともピンポンパールSサイズ(いやMも含めるかも)なんかはタイマンでもプラティの方が戦闘力は上です。
ましてや集団できたら調子を崩した10センチ超えらんちゅうでもやられます。

[ピンポンパールとプラティが戦ったら]

目を付けられましたね、、、「なんだーお前ら!俺が誰だと思ってんだ?!ピンポンさんだぞ!!!」↓
DSC_076920E381AEE382B3E38394E383BC-thumbnail2こういう時は早めに隔離してあげないと数時間でズタボロにされます。
securedownload
いやー。多分タイマンでも負けると思うよ、、、、

【基本、金魚とプラティの混泳はオススメできません】

と言うことで、私としては金魚とプラティの混泳は可能ではあるが、金魚へのリスクが高いのでオススメはできません。

金魚が強くて絶好調でプラティを蹴散らせる場合は大丈夫です。
だから、常にトップコンディションで飼育できる技術のある方や、そうでなくても調子を崩して突かれていないか注意深く観察できる方ならば行けると思います。
私はなかなかそれが継続できないのでプラティは出しました。

この危険性、私見ではありますが(と言うかこのブログ全部私見ですが)、プラティが赤ちゃんを産みその子がまた、、と代を重ねるごとに増していくと感じます。

頻繁に混泳水槽を観察できる方ならOK。サラリーマンや忙しい主婦はできれば金魚とプラティの混泳は避けるべきです。

混泳なんてそんなもんですよ。ネットで「これとこれの混泳は大丈夫です!」「いやダメです!これが20匹いたところに金魚を一匹入れたら全滅しました。」等出てると思いますが、各個人の水槽の状況を常に注意しながらでないと「出来ます!出来ません!」なんて言えません。ご自分の飼育環境やライフスタイルで可能かどうか判断すべきだと思います。

だから私は「自分の環境で、それほどシビアに注意を払わなくとも大丈夫な生き物」に絞って混泳しています。
楽しく安全に金魚と混泳できる生き物はもっと色々存在すると思いますから、私の環境でよければ新たに発見したらこれからも報告します。

《JUNスレンダー水槽で飼うのもいいです》

プラティは金魚飼育の知識で飼える素晴らしい熱帯魚ですので、メイン水槽の上部に置くスリムなオーバーフロー水槽JUNスレンダーOFF水槽を使うとか、可能なら別途水槽を用意すればその魅力を堪能できます。DSC_078820E381AEE382B3E38394E383BC-thumbnail2上部フィルターは置けなくなりますし高価ではありますが「上部フィルターで魚を飼う」イメージのJUNスレンダー水槽はオススメです。

JUN ポンプ付 スレンダー600 OFセット 50Hz 関東当日便

価格:13,950円
(2016/9/26 02:38時点)
感想(1件)

プラティ単体の魅力は別途自分なりにご報告したいと思います。

それでは皆様ご機嫌よー。

スポンサーリンク