「白点病」初心者でも治せる治療薬

スポンサーリンク

金魚愛好家の皆様こんばんは!

前回は役に立つか立たないかよくわからない病院水槽のことを書きましたが、今回はそういった時に使うかもしれない魚病薬」について「白点病」に絞り、初心者が使いやすい薬をご紹介したいと思います。

【市販の金魚用治療薬】

様々な病気に対して色々な薬が販売されており、私ごときでは解説できません。金魚専門店や熱帯魚店で聞いたり、飼育本やネットで十分お調べになることをお勧めします。ただ信用できない情報も溢れていますので注意が必要です。

まずは安心できるソースとして、この分野の大手である「日本動物薬品株式会社」(ニチドウさん)の製品を掲載させて戴きます。

必要ならばクリックして下さい→ニチドウの観賞魚用治療

大体の病気に対応可能な素晴らしいラインナップですが、「どの病気にどの薬が良いか」はニチドウさんがまとめてくれてますので、ここをクリック願います→病気ごとのニチドウの治療薬

スポンサーリンク

【白点病と初心者向けの薬】

病気も色々あって対応する薬も多いですが、今回は飼育初心者によく出る病気として「白点病」とそれに使いやすい治療薬を私なりに書いていきます。

《白点病》

体表に白い点が多数出てきます。詳細はこちらをクリック願います。放置すると感染している金魚の体力を奪い死に至らしめるとともに、水槽内に蔓延していきます。
兎に角毎日よく観察することが大切です。毎日観察して白い点々が「ぽつぽつ」と出てきたくらいなら初心者で十分治療可能です!

初期=「一匹だけぽつぽつ」「昨日なくて今日出始めた」なら

急いで、水槽全水量の三分の一から二分の一くらい水換えすれば、次の日には治る場合が多いです。この時ヒーターで数時間かけて水温を28から30度くらいまで加温できれば尚安心で、それで一週間過ごして下さい。
ごく初期ならほんとに水換えだけでいけること多いですよ。
ただ、それでOKかは数日間念入りな観察を継続して下さい。

兎に角、初期発見できるかにつきます。

水換えで改善しない場合や初期発見が遅れて「ぽつぽつ」が数匹に渡る場合は食塩浴

水換え後翌日で改善が観られない場合や、ぽつぽつが数匹に観られる場合は白点野郎の苦手な食塩浴で攻めましょう。

諸説ありますが、「0.5パーセント食塩浴」がいいです。
60センチ水槽なら250〜300gの食塩を用意します。食塩はお店で売っているのならなんでも良いです。「味塩」とか他の調味料が入っているのは避けて。「伯方の塩」でも「瀬戸内の塩」でもノーブランドでも粗塩でなくても、なんでもいいです。「粗塩のミネラル」は関係ありません。
「水10リットルに50グラムね!」

これを良く溶かして少しづつ水槽に投入して下さい。
image
溶けきらないので水槽の水を足しながら何度も何度も。面倒ならスドーサテライトを使うのも手です。
image

念押しで「食塩浴+魚病薬」もあり

食塩浴と併用で比較的生体に安全な魚病薬を併用するのもいいです。販売元はニチドウではないですが「フレッシュリーフ」は大変使いやすい薬です。

動物用医薬品 観賞魚用魚病薬 ジェックス フレッシュリーフ 6g(2g×3袋) 熱帯魚 金魚 白点病 尾腐れ病 水カビ病 細菌性感染症 関東当日便

価格:900円
(2016/9/11 02:49時点)
感想(0件)

60センチ水槽ならこの「フレッシュリーフ」を一袋(2g)水槽に直接投入です。金魚や熱帯魚向けの薬ですが、混泳しているエビや貝、水草への負担がありません。濾過バクテリアへの影響もありませんので、飼育水槽に直接投入するには大変使いやすい薬です。熱帯魚とシュリンプを混泳されている方も愛用者が多い魚病薬です。
これもよく溶かし徐々に水槽に投入。3日様子を観た後、半分水換えして念の為もう一度投入して下さい。

水槽に活性炭やゼオライトなどの吸着剤が入ってれば取り出すのをお忘れなく。

フレッシュリーフは効きがマイルドで重篤な症状に使うのは心許ないですが、その分初心者にも扱いやすいのですよ。尾ぐされ病の初期にも使えます。

《白点病の発見が遅れてしまった場合》

発見が遅れてしまった場合は概ね次の2パターンに進行するでしょうか?

水槽内に蔓延

「ぽつぽつ」どころではなく、
身体にたくさんのが白点が広がっている金魚が複数になってしまった場合は、もう直接水槽によく効く薬を入れてやるしかありません。

よく効いて、完治後の水槽も維持しやすいのは「ヒコサン」です。

動物用医薬品 観賞魚用魚病薬 マラカイトグリーン液 ヒコサンZ 80mL 計量カップ付き 熱帯魚 金魚 白点病 尾腐れ病 水カビ病 関東当日便

価格:1,150円
(2016/9/11 04:14時点)
感想(0件)

これを60センチ水槽なら6ミリリットル(軽量カップ付きです)投入。多少前後しても大丈夫です。
大変ですが、投入「1日後」に、水槽半分水換えして再度6ミリ投入を一週間(から十日間)継続すればほぼ撲滅できます。

この薬も濾過バクテリアに影響はありませんし、エビ・貝・水草にも無害です。説明書にはナマズ系は使用不可との記述がありますが、うちのコリドラスには大丈夫でした。

毎日水換えしてヒコサンを入れるのは大変ですが、この一週間を頑張れば、水槽に白点病が蔓延していても全て取り戻せます。金魚が衰弱していなければこれで乗り切れると思います。
金魚も元気になり、手塩にかけた水槽も維持できますから、なんとか頑張って下さい!

特定の金魚だけ酷い

一匹だけ、白点が身体中に広がって元気がないなら、その子は取り出して隔離して下さい。取り付いている白点(シスト)から子虫(遊走子)が飼育水槽に爆殖するのを防ぐイメージです。
そして本水槽も水換えし食塩やフィレッシュリーフを投入して下さい。取り付いてなくても子虫はいますのでこれを退治します。

隔離した水槽にヒコサンを投入すればいいですが、規定量は「水10リットルに対して1ミリリットル」ですから小型水槽の場合、計量がシビアです。
少ない水量でも計量しやすく治療効果の高い製品としては「グリーンFリキッド」があります。

動物用医薬品 観賞魚用魚病薬 ニチドウ グリーンF リキッド 100mL 熱帯魚 金魚 白点病 尾腐れ病 水カビ病 細菌性感染症 関東当日便

価格:790円
(2016/9/11 04:50時点)
感想(0件)

水10リットルに対してグリーンFリキッド10ミリリットル」入れて下さい。説明書より若干多いですが、全く問題ありません。
バケツで薬浴する場合はエアレーションして下さい。
経過を診て、投入五日後に半量水換えして再度同量添加して下さい。よほど金魚が弱っていなければこれで回復できると思います。

以上、私ごときが書きましたが、金魚の病気に対しては「予防」「管理」が大切なことは言うまでもあーりません。

そしてなんぼ管理が素晴らしいベテランの水槽でも出る時は出るらしいですから白点病出ても恥ずかしくないっす。

では失礼しまーす。

スポンサーリンク