金魚愛好家の皆様こんばんは！
金魚の水槽飼育では飼育匹数は控えにとどめるのが成長面、健康面、管理面等全てにおいて理想とされます。
６０センチ水槽なら３匹位が良いんでしょうね。
飼育本等で適正飼育数に関して調べてみました。
【水槽サイズごとの飼育匹数目安】
川田洋之助先生の「金魚の医・食・住」（どうぶつ出版二千七年発行）によりますと、水槽サイズでの「飼育匹数の目安」は
60 センチ（ 57リットル）：当歳１０匹、三歳３匹
90 センチ（157リットル）：当歳２５匹、三歳８匹
120 センチ（205リットル）：当歳35-45匹、三歳10-15匹
となってます。
やっぱり６０センチだと三歳でも３匹ですからね。もうちょい大きくなるから理想は２匹くらいなんでしょうか。
まあ理想であって６０センチ水槽でも、丸物だったら結構大きなのを４〜６匹くらい飼育されてるベテランもおられます。
管理や工夫、ろ過装置の能力によっては水槽サイズの理想とされる匹数より多くの金魚を飼育することは十分に可能なようです。
逆に和金などの長物の場合、成長すれば「６０センチ水槽で３匹」は非常に厳しいかもしれません。
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川田先生どんぶりはもうやめて下さいよ。
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【６０センチ水槽で和金３匹の場合】
私は昔、６０センチ水槽で和金を３匹飼育していました。
金魚すくいの金魚を小さなプラケースで飼い始め、バタバタと逝って残り１匹。
そこから色々調べて水槽飼育の開始。ホームセンターで３匹購入。合計４匹でしばらく飼育したあと、１匹は３年位で死んじゃったですが、残り３匹で７年強すごしました。
いやー和金は丈夫ですね。１匹は途中で亡くなりましたが、残った子は元気にどんどん大きくなりました。
生き物の飼育で「長く飼える」ってかなり重要で楽しみが広がりますから、初心者にはオススメの金魚です。
【和金はどんどんデカくなっていく】
みるみるデカくなって２匹は３０センチ弱、一匹は２６センチ位になりました。
３０センチがオスとメス、２６センチはオスでした。
もう、オス同士の喧嘩とメスへの追いかけっこが凄まじかったです、、、
ガラスにドカドカと凄い勢いでぶつかって、毎日怪我が絶えない状況になったんです。
豪快にガラスに「どんっ」と当たるんですよ、、、
怪我するとすぐに化膿したりしてくるんですが、水換えしてやると治る事が多いです。治らない時は食塩浴や弱い薬で薬浴したり、かなり大変になってきましたね。
そんな頃、運悪く私は体調を崩し数ヶ月寝込むことが多くなってしまいました。
最後は定期的な水換えもままならない状態でしたから、写真も撮ってなかったんですが（撮る情熱も湧かなかった）、この画像より遥かに大きく育ちました。
やっぱり頻繁に水換えしてやらないと化膿が酷くなるんですよ。
それにガラスにぶつかって口先がボロボロになったりしてました。
もう当時の私の環境や体調では可哀想だと思い、ついに飼育を諦める決心をしたのでした。
一緒にいるコリドラス等は熱帯魚をやってる友人が引き取ってくれることになりましたが、友人とて熱帯魚水槽に和金は受け入れてはくれません。
ショップに電話して事情を説明し引き取りをお願いしましたが、なかなかいい返事が貰えなかったので身体に鞭打って直接ショップにお願いに行ったのでした、、
【ショップに和金の引き取りをお願いした】
とりあえずショップの店員さんに事情を説明しました。
私「デカくなって、ぶつかって、ボロボロになって、今私病気がちで水換えもできないので可哀想だから引き取って貰えませんか？！」
店「和金３匹ですか〜？６０センチ水槽？ いや〜３匹位十分飼えますよー。空気とか入れてます？ブクブク。エアストーンって言うんですが。」
私「エアストーンですか、、、それは入れてません、、、」
店「それじゃーダメですねー。あっ！ひょっとしてそれ以前に水換えしてます？」
私「週一でやってきたんですが、できなくなってきて。しかも週一でも化膿が治らないんです。週２回位水換えしてやるとなんとか持つんですが、、、出来ないんです、、、」
店「あー！！！わかった！濾過装置つけてないんじゃ？こういうのつければ水が綺麗になるんですよ！」
私「濾過装置は底面フィルターで、クーラーつける様になってからエーハイム２２１７もつけてます、、」
店「えっ、、、」
店「あの、、、、お客様の和金ってどのくらいの大きさですか、、、？」
私「３０センチ２匹と２６センチ１匹です、、、」
店「そそそれは厳しいかもしれませんね、、、、」
店「買取ではなくお引き取りという形で、その金魚を当店で販売しますが、それで良ければ持って来て下さい」
とかなんとかなり、バケツに大きなビニール袋を入れその中に和金をつめて袋を軽く締め、車でゆっくりお店まで運びました。
店員さんが「色艶からして、まだまだ長生きしそうな感じですね」と言ってくれてちょっと嬉しかったっすね。
別れるのはほんと辛かったですね。７年一緒でしたからね。
でも当時の私の飼育環境では彼らが可哀想なのでお別れしました。一緒にお世話をしてくれた息子も悲しそうでした。
【その後】
お別れした一ヶ月後、薬を変えたせいか私の体調も急激に改善。コリドラスやシュリンプを友人に引き取って貰うことなく水槽はそのまま維持していました。
またショップに行ってみました、、、
大きな水槽に入れて売ってくれてました。３匹中２匹は売れており手前の子はまだ残ってました。奥の和金はどこかの違う子です。
９８０円。うん高いか安いかはわからんがいい飼い主のもとに行ってくれたと信じたいです。
【更にその後】
健康を回復した私は結局また金魚が飼いたくなり、、、
安いらんちゅうを購入し金魚飼育を再開したのでした。
エーハイム２２１７やクーラーなどが置いてある下段に水槽を追加して喧嘩しない様に分ければ和金を飼い続けれたかもしれないですね。
しかたないです。当時はそんな事考えてませんでしたから。
兎に角今いる金魚を一所懸命育てます。
