尾ぐされ病 初心者でも完治可能!

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金魚愛好家の皆様こんばんは!

前回は初心者向け?の病気である白点病に関して割りと使いやすそうなお薬なんか紹介しました。もう白点なんか治療法は確立してますから全然参考にはならなかったと思いますが、、、
今回は白点同様、早期発見なら初心者でも完治可能な病気「尾ぐされ病」に関して書物やネット情報(プラス私のじょぼい経験)をまとめてみたいと思います!

「あのー。私オグサレと申します。お宅様初心者ですか?あ、初心者。んじゃせっかくですから取り付きますね。いや。安心して下さい!初心者でも治せますので。他にもうちの初心者向けでハクテンってのもいますので、今度売り込みに来る様言っときます!」
とか
「私マツカサと言いまして。ん?初心者の方ですか?いやー。私は初心者向けじゃなんですよねー。残念!またにします。腕上がったころ再度うかがいますね!」
などと病気は選んでくれませんが、もう罹るなら白点か尾腐れ程度にして欲しいっす。
もちろん病気などにならないのが一番で、普段定期水換え等していればそうそうなるもんではありませんが。

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【尾ぐされ病の原因・症状】

この病気は「カラムナリス菌」というカリスマ性があるのかないのか分からない病原菌の感染が原因ですね(ネットでは「常在菌である」「常在菌ではない」と両方の記述がありますが、どっちやねん)。こいつが蛋白質分解酵素を出すので感染箇所が溶けた様になっちゃう。

またまた日本動物薬品株式会社さんのホームページを参考にさせて頂きます。

ニチドウさんの尾ぐされ病の症状・原因・対策の解説

「初期」・「重症」・「尾の大半が欠損」と症状の進行具合が載ってますが、いやーえぐいですね、、、

この病気も白点病同様で早期発見が大切なことは言うまでもありません。早期なら初心者でも十分治療可能ですが、進行すると厳しいです。

【ごく初期段階なら水換えだけで治る可能性もあるが】

尾の先が少しだけ白濁している、ほんの少しだけ「欠け」が観られるなどの場合は三分の一から二分の一の水換えで経過観察すると治る場合も多いです。
私もそれでやり過ごすことが多いですが、やはり初期治療が遅れて大事になるのは好ましくないですから、投薬等してあげた方が安心ではないでしょうか?

【食塩浴と弱めの薬を併用】

軽い症状なら、白点同様に水換え後に「0.5パーセント食塩浴」(水10リットルに食塩50グラム)と薬浴の併用です。

薬は色々ありますが、私が使いやすいと感じるのはまたまた登場の「フレッシュリーフ」です。

動物用医薬品 観賞魚用魚病薬 ジェックス フレッシュリーフ 6g(2g×3袋) 熱帯魚 金魚 白点病 尾腐れ病 水カビ病 細菌性感染症 関東当日便

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この薬は薬効は強くないですが、主成分は「マラカイトグリーン(白点退治)」、「アクリノール(殺菌剤)」、「スルファジメトキシンナトリウム(サルファ剤=合成抗生物質カラムナリスに効く)」であり、白点だけでなく尾ぐされにも効きます。
病気じゃなくて傷が出来た時の化膿止めなんかにも使えて便利です。濾過バクテリア、エビ、貝、水草にも影響ありませんので飼育水槽に投入しちゃいましょう。
活性炭やゼオライト等の吸着剤は取り出して。

粉状の薬です。
60センチ水槽ならこの「フレッシュリーフ1袋(2g)」をコップの水によく溶かして徐々に水槽に投入して下さい。
3〜5日経過を観察して改善が観られない場合は半分くらい水換え後再度一袋投入です。
食塩も水換え分を補いましょう。0.5パーセントですから30リットル水換えなら新水に食塩150グラムを溶かして投入です。

【かなり進行してしまったら】

発見が遅れたりで、尾がスダレ状になったり、欠損が酷い場合は隔離して強めの薬での薬浴が必要です。薬浴用のバケツや水槽に隔離して、「0.5%食塩浴+薬浴」です。

お薬は評判が良くて私も使っている「グリーンFゴールド顆粒」がいいんじゃないでしょうか。
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サフファ剤やニトロフラゾンがたくさん入っていてカラムナリス等広範囲の病原菌を攻撃します。
ただ、この薬は濾過バクテリアにダメージを与えますし、無脊椎動物や水草にも結構な影響が出ます。

粉(顆粒状)の薬です。
これも「60センチ水槽(約60リットル)用の1袋(2グラム)」が数袋(製品による)箱に入っています。
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少ない水量の隔離薬浴では計量が面倒ですね。60センチ水槽で薬浴するなら、一袋を入れればいいですが、、、

水槽全体に酷い尾ぐされ病が蔓延しているなら、エビ・貝とかがいなければ(いれば彼らを取り出してもいいです)、もう飼育水槽に直接投入して下さい。
60センチ水槽なら1袋、90センチ水槽なら3袋。
濾過バクテリアは影響を受けますが再生可能です。再生不可能な金魚を優先すべきで、再生可能な濾過バクテリアのことは病気完治後に考えれば対応できます。

《粉(顆粒状)薬の計量方法》

10〜20リットル程度の水量で隔離薬浴するには適正量を計量して入れてやる必要があります。
微小計量できる「計り」があれば「10リットルで約0.3グラム」を計りとり、よく溶かして徐々に投入です。

ネットで見ると、例えば「600ml(600グラム)の水に1袋2グラムを入れてよく撹拌。水量10リットルに対し、それを100ml(100グラム)投入、20リットルなら200ml投入」でやられている方もおられるようです。別に計算すれば何mlの水に溶かしてもいいですし、これなら適正量が投入できます。
ただ若干面倒ですし、薬が余るのでもったいないことは確かですね。薬って結構な値段しますから。

《スプーンで薬を計量する》

これは不正確でもあり、ほんとあまりお勧めできないんですが、私のやり方はこの「カフェチェーン」の小さいスプーンで計量する方法です。
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私は
「グリーンFゴールド顆粒」の場合
「水10リットルに対しスプーンすり切り3〜4杯」
です。3杯とちょいでいいんじゃないでしょうか。

カフェチェーンによっては、下の画像の上側のようなもう少し大きなスプーンもありますから注意です。私の計量は下側に写っている小さい方のスプーンを使っています。
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「フレッシュリーフ」も同じ量で添加可能です。

さて
グリーンFゴールド顆粒を投入後は経過を観察し3日で半分水換えしてまた規定量(換える水の分)を投入します。水換え分を補う食塩は前述と同様です。「5〜7日様子を見て半分水換え(換える分の薬添加)」や「5〜7日様子を見て全量水換えで規定量添加」等意見はつきません。やはり金魚の観察と経験によると思います。

【早期発見につきる】

兎に角、早期発見につきます。
初期段階なら初心者でも十分完治可能ですから。

発見が遅れたり初期治療をせず放置するともう薬も「エルバージュエース」とかのキツイ薬しか対応できませんし、その薬ですら回復できない可能性もあります。

少しの時間でいいですから毎日金魚を観ることが大事なんだと思います。
私もそのように努めたいと思います。

それでは皆様失礼します!

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