金魚「頂天眼(チョウテンガン)」上向きなヤツの魅力と注意点

スポンサーリンク

皆様真昼間から失礼します。我家の金魚の変わり者、頂天眼(チョウテンガン)のご紹介です!

左右に飛びて出て上を向いた眼!
あまり金魚をご存知ない方に見せれば「えー!この金魚なにー?」とウケまくりの金魚です。
そうですよね。普通こんな金魚ありえません、、、

「こんちは!僕チョウテンガンと言います」
DSC_0772 のコピー

【頂天眼の魅力】

人間もそうですが生き物の外観で「眼」が与える印象ってとても大きいですよね。本質な眼の形というより見た感じの眼の印象。例えばパンダは眼の周りの黒模様のせいかタレ目でとても可愛く見えます。
実際は黒模様を取りさったパンダの眼はつり上がって怖いんですよね。

頂天眼の眼も実際は他の金魚同様所謂「魚の眼」なんですけど、こういう眼の付き方されるととても可愛く見えます。上の写真もそうですが、「表情」を感じるんですよね。
そして「表情」を感じればそこに「感情」が感じられます。
「感情」が感じられますのでより可愛く感じます。実際に頂天眼に感情があるかはわかりませんが。
コッチを見てなんか言いたいのん?

DSC_0797-8aa53-thumbnail2
あっちを見て考え事してんのかな? などなど、、、
DSC_0798-thumbnail2

眼が左右均等な個体が優良とされる様です。
背びれがありませんから泳ぎは決して達者ではありませんね。目ん玉がこんなんだから水流抵抗も大きいでしょうし。
ただ身体つきは割とほっそりとした流線型で身体全体を使って動けますからピンポンパール系なんかよりずっと機敏に泳げます。ネットで時々「チョウテンガン底に居てほとんど動かない」との記述も見られますが、そんなことないって!十分動いて楽しませてくれますよ(当社調べ、適当)。
あと視力は弱いようですが「視力が全く無い」ってのは嘘だと思っています(当社調べ、適当。もういいって)。

【飼育の注意点】

スポンサーリンク

私が言って説得力ないですが飼育難易度もそれ程高くないですね。個体によるのは当然ですが。
餌も「上しか見えんから浮上性」とかの書き込みもありますが、浮上性・沈下性どっちでも食べれます。

注意するのは出目金体型全般に言える眼球の負傷です。傷つくこと自体は大したことないんでしょうが、傷が化膿して他の感染症に発展するケースも多く注意です。
他の感染症まで行かなくても化膿したらオデキとかできて、時には眼が小さくなったりすることもあります。

うちも傷して片目が小さくなった子がいます。回復するとまた眼が均一に戻る場合とそうでない場合がありますね。
写真を撮っておけばよかったんですがありません。

チョウテンガンのいる水槽にはアクセサリーや尖った流木は厳禁。長物金魚は勿論、口先の尖った熱帯魚との混泳も避けるべきです。
金魚と熱帯魚の混泳って楽しいんですが、混泳させるなら「底物」や「壁物」に止めるべきですね。これは頂天眼に限ったことではありませんが。
例えばプラティとの混泳はやめた方がいいです。小さいですが遊泳能力は金魚より高く、尖った口先がぶつかりますし、調子が悪くなって動きが鈍くなった金魚を集団でつつくことがありますから。
お店に「金魚とプラティ混泳しても大丈夫ですか?」って聞いたら「プラティの稚魚は多少食べられるかもしれませんが温和な金魚なら大丈夫ですねー。念の為プラティの隠れ家とかあった方がいいですねー。」とかの答えが返ってくる場合があるでしょうが、いやいやプラティの成体は丸物金魚より素早く泳いで金魚を突きますよ。
ネオンテトラだってそうです。小さいだけで丸物金魚より遥かに素早く泳いでトロい金魚を突きます。金魚がプラティの稚魚を食べるのは確かだし、金魚がトップコンディションの時は全く問題ないので、お店の回答が間違っているという訳ではないんですけどね。でも常にトップコンディションを維持するのは困難ですもん。

【こんな金魚に誰がした?!】

さて、こんな変な頂天眼ですが、出目金の突然変異を固定化したものとされています。
私も尊敬する某大家の著書には「赤出目金の突然変異とされるがマルコの変異とも考えられる」「赤出目金の変異でも出現が確認されているがマルコ変異とした方が自然である」といった内容の記述がありしつこく「マルコ変異」を訴えておられますが、、、いや、だからチョウテンガンは遺伝子的に赤出目金変異なんだよ!
なんでそんなにマルコ変異を押すかね。マルコからなんか貰ってんの?
まあ、私にはどいつから変異したかなんて関係ねーですけど。

我家の娘にも大人気な「ちょうくん」。
娘にはお約束の逸話を話しています。

昔、中国の王様は金魚を飼っていました。
その王様は上の先がすぼんだ細長い瓶で金魚を飼っていました。
中にいる金魚は上からしか光が入ってこないし、上の方しか見えません。
王様はいつも瓶の上から覗いて金魚に餌をあげたり話しかけたり、それは大事に育てたそうな。
そして瓶に時々新しい金魚を入れていったので、金魚達は赤ちゃんを産み段々増えていきました。

やがて王様は亡くなり、その子供が王様になりましたが、お父さんと同じ様に瓶に時々金魚を入れながら大事に大事に育て続けました。
その子供もそのまた子供もずっとずっと同じ様に大事に大事に瓶の中で金魚を育てました。
ある日、時の王様が瓶の中からすくってみた金魚は、、、

飛び出した眼が上を向いたそれはとてもとても可愛い金魚だったそうな!

それでは失礼します!



スポンサーリンク