全国の金魚愛好家の皆様こんばんは!
本日は東錦(あずまにしき)を鑑賞してきました。
私は飼育経験ないっす。
欲しいですね。美しくかつ泳ぎがパワフルなのに驚きました。
購入を検討したいです、、、
【作出の経緯】
東錦は昭和18年に横浜の金魚商「加藤金蔵」氏によって作出されたとのこと。
オランダ獅子頭と三色出目金の交配種から生み出されました。
「金蔵」さん、、、もうお名前からして凄いですね。
名は体を表す!金魚を世に出すために生まれた様なお方。
昭和18年ですからまだ戦火が激しい時です。そんな状況のなかで新たな金魚の作出に着手されていた金蔵さんには様々なドラマがあったと察します。また調べたいと思います。
兎に角、加藤金蔵氏によって作出・固定されたこの美しい金魚は、東京の金魚商高橋鉄次郎氏によって「東錦」と命名されたとのことです!
ちなみに海外(英語)ではキャリコオランダと呼ばれています。
所々に入る「墨」がまた渋い
【魅力・特徴】
オランダ型の立派な体型の金魚ですね。産地や養魚場によってバリエーションがあり「なになに系、なになに型」とかに分かれているようです。
外観の魅力はなんと言っても、様々な色が入ったモザイク透明鱗の美しさです。体色のベースは浅葱色になっていて(バリエーションの「関東系」に多い)なんとも綺麗です。
「浅葱色」って、この東錦か新撰組くらいしか出てこないような、、、
ウイキペディアによりますと「ごく薄い藍色のことである。また、現在は薄い青緑をこう呼ぶこともある。青色よりも緑に近く、花色より薄い」とのことです。ま、薄い青緑でしょかね。
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浅葱色が綺麗でない個体も流通していますが、浅葱がポイントの関東系なら理想体色を表す言葉に「頭に赤、背は浅葱、尾は蛇の目」なるものもあるそうです(株式会社シーピーズ発行、森文俊著「らんちゅうと金魚の楽しみ方」より)。
肉瘤の良く発達した子も多くモコモコで可愛いですね。
オランダの血筋なのか大型化する個体が多い様です。
泳ぎもパワフルでダイナミック!色や姿だけでなく動きでも楽しませてくれます。
【東錦のバリエーション】
先ほど書きました「なになに系」とかですが
「弥富産や、埼玉志村さん作出に代表される丸手のもの」
「長手でよりより浅葱色が美しい関東東錦」
「鈴木さんが関東東錦に浜錦を交配させてより肉瘤を発達させた血筋の鈴木系東錦(鈴木東錦)」
などがある様で奥が深いです。
【東錦の流通量は少ないのか】
そりゃ和金などと比較すると流通量は少ないでしょうが、、、
先ほどの「らんちゅうと金魚の楽しみ方」によりますと、「昭和40年代以降愛好家による飼育数が減っている」との記述があります。理由も書かれていますが、要約すると「理想の体色を維持するのが困難であり、大食・大型で収容も困難」であるからの様です。
どうでしょうかね?私の手元にあるこの本は2010年度発刊です。ごく最近でもお店で売ってるの見るっちゃ見ますね。
株式会社西東社刊「金魚 選び方・飼い方・病気」(2004年!発刊)によりますと、「入手しやすさ:ふつう」と書かれています。
よくわかりませんが、他の金魚同様に「大量生産の物はそれなりに流通。優良個体は少なく高価」ということでしょうね。楽天の通販でも1000円以下のも流通してますね。
楽天「東錦」(価格の安い順)→東錦
MAXは10万円弱ですわ、、、
やはり優良個体は希少ということですね。
私の様な初心者は優良でなくてもいいので、そこそこのを購入してみようかな、、、
【飼育注意点】
いや、私飼育経験ないっすから、、、
「金魚 選び方・飼い方・病気」によりますと、「飼育しやすさ:ふつう」との記述でした。
販売店に聞いても「丈夫っす。そんなに難しくないっすよ。」とのこと。
オランダベースでピンポンパールなんかよりずっと丈夫なんでしょうね。
難しいのは「優良の基準たる体色の作り方や維持」でこれは凄まじく大変みたいです。
「作り方」なんか優良親魚からの仔引きの繰り返しでしょうし、いい仔が残せても「体色の維持」はかなりの努力が必要なようです。
「らんちゅうと金魚の楽しみ方」によりますと、「年と共に体色は変化するので先が読めない」、特に関東系だと「青水必須」、「高温での飼育や、光線下で透明鱗の皮下の黒色細胞(メラニン色素)は黒ずんでしまう。」(要約)とあり、かなりシビアです。
「体調には関係ないもの」と記されれいますので、やはり「丈夫に長生きさせる」のはそれほど困難ではないみたいです。
ふむふむ、、、欲しいですね。綺麗で可愛く力強い!
もし購入したらまた報告致します。