夜分に失礼します。
前回は、金魚と混泳可能な定番ものをご紹介しました。
「金魚は単種での飼育が望ましい」というスタンスは変わりませんが、それでも他種と混泳したい方に向けてもう少し違った種類で私がやっているものをご紹介します。
まずは!
オトシンネグロ!
いい写真なくてすみません。これも定番っちゃ定番ですよね。
南米原産の割と細長いお魚。3〜5センチ位ですかね。オトシンと言えばオトシンクルスの方が流通量は多いようですが、ネグロの方が丈夫(と言われる)なので私は金魚水槽にはネグロを入れています。
吸盤状の口でガラスやパイプにへばり付きコケを食べてくれます。石巻貝と同様な感じですが「貝じゃなくてお魚を入れたい!」という方はこのオトシンにすれば良いと思います。壁面に居て金魚に悪影響はほとんどありません。
コケばっかり食べてますが、慣れれば人工餌も食べますね。「コケばっかりしか食べずコケがなくなり餓死した」という話も聞きますから、人工飼料に慣れない場合は注意です。「餓死」とか言われると心配なので60センチ水槽に何匹入れるか難しいんですよね。「1匹からスタート」というご意見もありますね。まあ、「餓死」ってのも本当に餓死か怪しいもんですけどね。
ガラスお掃除の効果を出すには3〜5匹位必要な様です。勿論「掃除不要」にはなりませんが。
私のところは幸運にも餌も食べるんですがコケの方が好きみたいですね。餌はプレコフード等の平べったいやつでなくとも「沈んで底面に落ちる」タイプなら大丈夫です。
「今パイプ清掃中っすから邪魔しないでもらえます?!」
オトシンクルスはそこそこのホームセンターに売ってますし、ネグロは熱帯魚屋さんなら置いてます。地味な体色ですが、小さなお目々が可愛いですよ。
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えー次は!
チャイニーズバタフライプレコ!
ヒラメみたいな変な魚!受けること間違いなし! ちょっとキモいかも、、、
これもガラスにへばり付いて吸盤口でコケを食べます!4〜6センチくらいかな。
金魚に対して問題なし!
石巻貝やオトシンよりもっとキテレツなコケ取りが欲しいなら断然お勧めです!
飼育に関してはオトシンと同じ感じ。若干オトシンよりアグレッシブな気がします。
「チャイナバタフライプレコ」と表記されることもあります。中国の蝶々?まあ蝶っちゃ蝶ですね。名前の通り中国辺りが原産。
「プレコ」とついてますが、一般的なプレコの仲間ではなく、コイ目タニノボリ科ですね。ドジョウとかの方が近いか。プレコちゃうやん。
オトシン同様沈降性の金魚フードを食べます。私は二匹購入で一匹は翌日死亡。残りは2年ちょい生きてます。うちではオトシンより少し先輩なんですよね。
ホームセンターにはあまり置いてないですね。私は都内の大手熱帯魚店で2匹パックで購入しました。
ビニール袋に入れられてるのを見て「なんじゃこりゃ!」となり、思わず買っちゃいました。
ブッシー等の本当のプレコより小型で「平べったい」のが金魚との混泳にもってこいです。
通販では売ってますね。チャイナバタフライプレコ
何回も書いていますがコケ取り生物なんて「ガラス掃除の助け」にはなっても「掃除不要」にはなりませんから、くれぐれもメンテナンスフリーを狙って水槽に大量投入することのないよう生体優先でお願いします。
私のガラスコケ取り隊は貝3匹、オトシン2匹、チャイニーズバタフライ1匹です。ガラスがコケだらけになることはありませんが、うっすらコケてくるので時々スポンジ等で落としてます。コケが足りてるのか、オトシン・チャイニーズバタフライがたまに人工餌も食べるから餓死せずにやっていけるのか、良くわかりません。
温度管理のお願い
前回でも書きましたが、高温に強い金魚と熱帯魚を混泳させるには、既に紹介した魚やこれ以降の記事で紹介する生物も含め、夏場は水温30℃くらいまでに抑えた方が安心です。面倒くさいですが、「金魚優先で飼える」種類を選びつつ、やっぱり一緒の水槽にいる連中も大切にしたいですから。飼育本やネットの情報である26度とかは不要ですが(「理想」なんでしょうね)、冷却ファンやクーラーをつけてなるべく冷やしてあげることをお勧めします。
冬は金魚飼育でもヒーターをつけた方がいいので混泳の場合も同様に加温してあげましょう。
コリドラスステルバイよりオススメ度が低い理由
「邪魔になりにくさ」という面では、底面や隅っこにいると言えどもある程度「遊泳」するコリより、壁にへばりついているオトシンやチャイバタの方が優れています。
しかし、これれは「人工飼料に慣れる場合もある」、「人工飼料に慣らすのが長期飼育のコツ」、「水槽に陶器製の物を入れたり、ライト点灯時間を長くしてコケを絶やさぬ様に」などの記述が観られます。本末転倒!
私も写真の様なガラス瓶を入れてました。
人工餌を食べる様になったので、もう取り出してます。
要は面倒臭くなる可能性が高いんですよ。コリはほっといても何でも食べるし、ノーメンテです。
そう言う意味でオススメ度が下がってますが、これをクリアしたら、とても楽しい混泳になると思います!
以上、金魚の邪魔にならない混泳可能な熱帯魚オトシンとチャイニーズバタフライプレコのご紹介でした!