金魚愛好家の皆様こんにちは!
前回は恥ずかしながら我家の汚い水槽を例に二階建・三階建水槽について適当に紹介させて戴きました。
今回は各水槽を連結させて一台のポンプやクーラーで複数の水槽を稼働させる方法をご紹介しようと思います。え?
いみねぇっ?!
確かに、、、とにかく行きます!
目次
【水槽を上と下に置いてみたものの、、】
前回ご紹介しました通り、私は安いスチール水槽台の上下段に水槽を設置しています。
汚ねえって、、、
上下に上部フィルターやスポンジフィルターを設置すれば濾過能力的には十分で、これで上下段でお魚が飼育できます。
ただ、昨今日本の夏の暑さは凄まじく、西日が当たって熱が篭る私の水槽などは36度以上になって冷却ファンでは対応しきれないことも多い感じです。
金魚は高温に強いですが、それでもちょっと心配ではあることと、一緒に熱帯魚やシュリンプを少数入れだしてから思い切って水槽用クーラーとそれを回す兼濾過装置として外部フィルターを導入しました。水槽一本時代に。
こんな感じで夏場は水槽用クーラーが必要な環境の場合は上下に水槽を置いてしまうと片方の水槽は冷却できないことになります。高温に弱い熱帯魚だととても心配です。かと言ってクーラーもう一台買うのは費用が掛かるし、スペースもなあ、、、と。
そんな場合は、もう上下の水槽をつなげるしかないと思います。多くはないですが、やってる方は結構いらっしゃいます。
【どうやって上下をつなげるか】
私の下段水槽には外部式フィルター「エーハイム2217」が設置されています。
50Hz エーハイム クラシックフィルター 2217-NEW(東日本用) 水槽用外部フィルター おまけ付き 関東当日便 価格:19,900円 |
周波数別の製品ですね。
60Hz エーハイム クラシックフィルター 2217-NEW(西日本用) 水槽用外部フィルター おまけ付き 関東当日便 価格:18,100円 |
金魚向きではないわな、、。でも使ってる方多いですよ。
約6リットルの濾過槽をもつ強力な定番外部フィルター!構造がシンプルで故障しにくく丈夫です!
外部フィルターの吸水口には小さな魚や稚魚を吸い込まないよう「エーハイムプレフィルター」を着けています。
価格:1,170円 |
そして下段の水槽からエーハイム2217で汲み上げた飼育水を、クーラー経由で「上段水槽」に上げます。
突出口は水流が強すぎたら、「ナチュラルフローパイプ」等を着ければいいと思います。
エーハイム ナチュラルフローパイプ 排水 パイプ【HLS_DU】 関東当日便 価格:1,120円 |
その他外部フィルターの使い方に関してはメンテナンスが楽になると思われる方法を書いていますので是非リンク先もご覧下さい。
どんどん汲み上がった飼育水があふれない様に、一定水位以上に上がった分をどんどん下段水槽に戻します。
「下から上に汲み上げ、上から下に戻す」を繰り返して水を循環する「オーバーフロー水槽」です。
《オーバーフローシステム》
上段水槽で溢れそうになった水を下段水槽に返す為に、一般的には「オーバーフロー水槽」として専用の穴あけ加工他を施した水槽を使用します。穴(パイプ)から溢れた分が下に落ちます。
お一人様1点限り オーバーフロー水槽セット クロミス60 スタンダード4点セット 60cm水槽 関東当日便 価格:36,800円 |
通常、下段水槽は生体を入れずろ材だけにして濾過槽にします。水の汲み上げは単体のポンプで行います。上のセットはポンプ別売りですね。
このシステムは今日家庭用の観賞魚飼育システムにおいては最強レベルの濾過能力を持っています。濾過槽でかいっすもんねー。濾過槽の溶存酸素量も多いですもんねー。
今回紹介している二階建水槽は、この広大な濾過槽も飼育槽になっているわけです。
その分濾過機は大きめの外部濾過装置を設置し、そのポンプで水を循環させる方式のオーバーフローにしています。
《市販のサイフォン式オーバーフロー》
肝心の「あふれそうな水を下に落とす」ことに対して、先ほどの様なオーバーフロー加工された水槽はやはりかなりの高額になります。
加工しないそのままの水槽を利用する方法もあり、有名なのは別途このような製品を利用するものです。
「マメオーバーフロー」!
マメデザイン マメオーバーフローM(mame overflow M) 関東当日便 価格:17,280円 |
無加工の水槽がそのまま利用できる(水槽の縁に掛けて使う)のでこれをお使いの方も多いと思います。
《自作ダブルサイフォン式オーバーフロー》
マメオーバーフローは機能、デザイン共に高く素晴らしい製品ですが、そんでも結構な金額がします。高いんじゃ!
だから私はこんなん自作しました
汚いよ、、
塩ビ菅を組み合わせたものを水槽に掛けています。
ちゃんと一定水位以上を下に落としてくれます。
これは、とある方が開発し特許も取得されている「ダブルサイフォン式オーバーフローシステム」というものです。
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塩ビ菅を使用して非常に安価に作成できて、機能的にも大変満足できるシステムです。
特許は公開されていますし、ご親切にご本人もネット上で解説等されていますので、営利目的でなければ、それらを参考にして自作可能です。
このシステムの製作について私は専門的な知識を有していませんので解説できませんが、チャレンジされたい方は「ダブルサイフォン式オーバーフロー」等のキーワードで検索すればヒットします。それらをご参考にホームセンターで塩ビ菅を購入し自作されるといいんじゃないでしょうか。私の様な「日曜大工レベル」の技能で十分製作可能です。
1000円とか2000円でできたような、、、すみません忘れましたが、忘れる位に大した金額ではないと思います。
何れにしても下段からエーハイム2217で汲み上げた飼育水は、(濾過されて、クーラーを通り)上段に行き、そこからダブルサイフォン式オーバーフローにより下段に落下 します。
だから汚ねえって!
バイプを通って下段水槽に流れ落ちる様子です、、、
これで、クーラー1台(と外部フィルター1台)で上下水槽の温度(と水質)の管理が可能です!
サイフォン式のオーバーフローですし、管が詰まったり空気を噛んだりして水が流れなくなるリスクはあります(そうそうあるものではない)。万が一は自作と割り切ります。
って、、、割り切ったまま、部屋が水浸しにならない様に安全対策(フロートスイッチの設置)を施して下さい。
【スドーサテライトやJUNスレンダー水槽でもっとつなげることが可能】
更に私の上段水槽には屋上水槽が増設されていますし、、、
JUN ポンプ付 スレンダー600 OFセット 60Hz 関東当日便 価格:14,900円 |
スドーサテライトが上段に1本、下段に2本設置されています
価格:840円 |
ベタやアベニーパファー入れてます
ちょっと欲張りすぎですが、要は全部つながってます、、、
なんやかんやで水量約140リットル稼いでます。
【別に外部フィルターなんかいらん!】
それぞれの水槽に上部フィルター等が置けるなら、汲み上げは外部フィルターでなく単体ポンプにやらせればいいですね。
「各階上部フィルターを個別に設置」+クーラーは「ポンプによるダブルサイフォン」で共用です。省スペースです。
ポンプは水陸両用ならこれ
エーハイム 水陸両用ポンプ 1250 (東日本用:50Hz) 価格:11,500円 |
西日本はこれ
エーハイム 水陸両用ポンプ 1250 (西日本用:60Hz) 価格:11,500円 |
水槽外に出せます
水中ポンプでいいなら
50Hz エーハイム コンパクトポンプ 1000 50Hz(東日本用) 関東当日便 価格:2,580円 |
水中用は安い!西日本用とか注意です。
【クーポン配布中】エーハイム コンパクトポンプ 1000 60Hz 水中用 《淡水・海水両用》【アクアリウム 熱帯魚 水槽用ポンプ】 価格:2,570円 |
【クーラーは適当なのを!余裕をもって!】
クーラーについては、私はゼンスイのZC200旧タイプ品を使ってますが、こいつは冷却能力それほど高くないんですよね。本来なら能力不足です。
私は28〜29度程度の設定なので大丈夫ですが、もっとガツンと冷やす必要がある方はもっと高能力のものを購入される必要があります。基本的には冷却能力に余裕をもった製品を選ぶことがセオリーっすよね。
ゼンスイZR-75Eなんか安いけど冷却能力はZC200より上です。
(ZR75E)ゼンスイ ZR-75E 水槽用クーラー 関東当日便 価格:39,000円 |
【つながってるっていい!】
《つなげるメリット》
色々ごちゃごちゃ書いてすみませんでした。
まあこのシステムって、「水槽台の上下段に水槽を置いて、たくさんの生物を飼育したいよー」でも「クーラー必要だけど1台しか置き場所がないよー」、そして「お金あんまりかけたくないよー」という方には大変便利ではないでしょうか!(たぶん。適当ー)
水量も私の様に色々連結させると140リットル近くは稼げますから水質の安定に寄与する「かも」しれません。
《つながり「きずな」のデメリット》
全部つながってますから病気は全水槽に蔓延するリスクはありますねー。これがデメリットです。リスクの共有!病気の子は早めに隔離した方が安心です。
つながってるから一連托生!つながり、、きずな!!!
テレビなんかが言う口先だけの絆ではなく本当の絆がここにあります!
絆絆言う奴は全部このダブルサイフォン式オーバーフロー水槽にぶちこんだるぞ。全員白点病の刑じゃ。
ネットではもっと有益な情報があると思いますので、詳しくはそちらをご参考下さい!私適当ですから!
また自作は何かしらの問題が発生しやすいので、やはりお金の許す限り市販品で組むのが良いんではないでしょうか。それに塩ビ菅よりマメオーバーフローの方が100倍綺麗です(当社比)。
ちなみに私は「つながり」とか「きずな」とかの言葉は大嫌いです!
ごちゃごちゃはええからエサくれ